森田屋系

佐野らーめんには、いくつかの系統があります。
その中でも「森田屋系」は、佐野らーめんの原点ともいえる存在です。
1961年創業の森田屋総本店を起点に、その味はのれん分けによって受け継がれ、佐野市内だけでなく足利市・栃木市、さらに群馬県へと広がっていきました。
60年以上にわたって守られてきた一杯は、佐野らーめんの歴史そのものを今に伝えています。

もくじ

森田屋系とは?

森田屋系とは、1961年創業の老舗「森田屋総本店」を起点とする、佐野らーめんの原点ともいえる系統です。
60年以上にわたり同じ味を守り続け、現在の佐野らーめんの基礎となるスタイルを築いてきました。

昔ながらのあっさりとした醤油スープと、青竹手打ちの太めちぢれ麺。弾力の強い麺と、素朴ながらも奥行きのあるスープが合わさり、食べ進めるほどに満足感が増していく一杯に仕上げられています。毎日食べても飽きない味わいこそが森田屋系の真価です。

森田屋から広がったお店たち

森田屋総本店は、長い歴史の中でのれん分けを行い、佐野らーめんの味を各地へと広げてきました。
その味の軸にあるのは、昔ながらの醤油スープと、弾力のある青竹手打ち麺というシンプルな構成です。

この一杯を土台に、佐野市内だけでなく足利市・栃木市、さらに群馬県にもお店が生まれ、森田屋系は地域を越えて受け継がれていきました。特に群馬県には3店舗があり、県外でも同じ味の流れが続いていることが森田屋系の大きな特徴です。

森田屋系の主な店舗

総本店を起点に、それぞれのお店が長い年月をかけて地域に根づいてきました。
初めて森田屋系を食べる場合は、まず総本店の一杯を味わうことで、系統の基準となる味を知ることができます。そのうえで、のれん分けされたお店を巡ることで、同じ系統でも微妙に異なる表情を楽しめるようになります。

森田屋系の味の特徴

スープの特徴

森田屋系のスープは、昔ながらのあっさりとした醤油味が基本です。
透明感のある見た目ながら、動物系の旨味がしっかりと感じられ、飲み進めるほどに深みが増していきます。派手な味付けはなく、醤油の香りと出汁のバランスを大切にした仕上がりで、毎日食べても飽きのこない一杯です。

麺の特徴

麺は青竹手打ちの自家製麺で、太めのちぢれ麺が使われています。強い弾力としっかりとしたコシがあり、噛むたびに独特の食感が楽しめるのが特徴です。麺はやや短めで不揃いな形をしており、それが青竹手打ちらしい表情を生み出しています。
そのためスープをしっかり持ち上げ、噛みごたえと一体感のある味わいを楽しめます。

トッピングの特徴

トッピングは、厚切りの豚バラチャーシュー、メンマ、ネギなど、昔ながらの構成が基本です。
チャーシューは小ぶりながらも厚みがあり、デフォルトで複数枚のるのも森田屋系の特徴のひとつです。
どの具材も主張しすぎず、一杯全体の完成度を高める役割を担っています。

代表的な森田屋系のお店

同じ系統でありながら、微妙な違いが生まれている点も森田屋系の魅力です。
ここでは、森田屋系の魅力を体感しやすいお店を取り上げます。

まるしま

まるしまは、旧森田屋足利支店として営業していたお店で、森田屋系の中でも特に昔ながらの佐野らーめんを色濃く残す存在です。
スープは王道の醤油ベースで、あっさりとしながらも動物系の旨味がしっかりと感じられます。現在主流となりつつある塩味寄りの佐野らーめんとは異なり、どこか懐かしさを感じる深みのある味わいが特徴です。青竹手打ちならではの不揃いな麺が、昔ながらの食感をそのまま伝えています。

森田屋 佐野東店

総本店で19年間修行した店主が、森田屋総本店の味を土台にしながら、スープの構成とバランスを見直し、独自の一杯を完成させたのが森田屋東店です。
鶏・豚を中心としたスープに魚介の旨味を加えたトリプルスープは、従来の森田屋系よりも奥行きのある味わいが特徴です。第一印象はあっさりとしていながら、食べ進めるにつれてコクが広がり、最後まで満足感が続く仕上がりになっています。

他の系統はこちら

森田屋系をきっかけに、佐野らーめんの系統をたどってみてください。
気になる系統から、次の一杯を探してみてください。

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