1976年からの歴史が詰まったシンプルな佐野らーめん
長い歴史のある佐野らーめん屋。市内だけでなく、遠方からも足を運ぶ。平日でも客が絶えない老舗。
おぐら屋系とは?
おぐら屋とは、佐野らーめんの有名老舗店の一つです。数多くの有名店がひしめく中、創業当時から受け継がれる佐野らーめんを堪能することができます。ヨーロッパ風の店舗が特徴的です。創業は1976年2月で、社長の小倉光雄氏と奥様、お婆様の3人で、現在の店舗から200mほど離れた場所で開業したのが始まりとなっています。県外の方にも地元の方にも愛されているお店です。
この老舗から輩出されたお弟子さんのお店は6店舗に及びます。また、支店や孫弟子さんのお店も含めると、合計で11店舗になります。数多くのお弟子さんの中でも、ひときわ異彩を放つのが「小三郎」です。「小三郎系」として、おぐら屋で培った技術をもとに独自の佐野らーめんを作り上げており、「小三郎」からもさらに3店舗のお弟子さんのお店が誕生しています。
おぐら屋系の味の特徴
おぐら屋は佐野市の老舗らーめん店で、ヨーロッパ風のオシャレな外観と広々とした店内が特徴。らーめんは透き通った鶏ガラスープとコシのある自家製ちぢれ麺が絶妙で、塩分が少し強めのスープが麺を引き立てます。チャーシューは柔らかく、餃子も大きくて食べ応え満点。40年以上愛され続ける伝統の味を楽しめます。
麺の特徴
自家製の中太ちぢれ麺は、モチモチとした強いコシと程よい歯ごたえが特徴。ツルッとした喉越しも絶妙で、美味しさが際立っています。鶏ガラスープとよく絡みクセになる中太ちぢれ麺は、食感と味わいをどちらも引き立て、ここでしか感じられない食べ応えが楽しめます。
スープの特徴
鶏ガラベースの透き通ったスープにモチモチの麺が絡み、40年以上愛され続けてきた伝統の味。あっさりながらコクがあり、豚バラチャーシューの柔らかさがスープの旨味を引き立てます。鶏ガラ、カツオ節、野菜で丁寧に出汁をとり、まろやかで深い味わいが特徴。塩らーめんのような透明感のあるスープは、飲んだ後に余韻が長く残り、最後まで楽しめる逸品です。
おぐら屋系の分家
おぐら屋からは、5店舗ほどの分家が生まれているとされています。その分家は佐野市内にとどまらず、市外や県外でも多くの方々に愛されるお店となっています。分家の一つである「永華」は、1991年創業と非常に長い歴史を誇っています。
永華
鶏ガラと昆布の和風出汁スープは、あっさりしつつもコクと旨味がしっかり感じられ、手打ちのもっちり麺とよく絡みます。脂身が少ない肩ロースのチャーシューはさっぱりとした味わい。太めのちぢれ麺と澄んだ塩味スープが特徴の佐野らーめんと、ジューシーな佐野餃子が人気です。
一乃胡
おすすめは佐野ブランド認定の「ごまらーめん」。老舗「おぐら屋」で修業した店主が考案したオリジナルの一杯で、伝統的な佐野らーめんをベースに白ごまペーストを加えた、クリーミーでさっぱりとしたスープが特徴です。香り高いごまの風味とコクが広がり、自家製ちぢれ麺との相性も抜群。豚バラチャーシューは肉厚で柔らかく、スープと絶妙に調和します。進化系佐野らーめんとして、ここでしか味わえない唯一無二の味わいが楽しめます。
おぐら屋系の現在の店舗一覧
店舗名 | 創業年 | 所在地 |
---|---|---|
永華 | 1991年 | 〒327-0844 栃木県佐野市富岡町371-3 |
小三郎 | 2003年 | 〒329-4423 栃木県栃木市大平町西水代2865-1 |
大金 | 2008年 | 〒327-0003 栃木県佐野市大橋町3229-7 |
一乃胡 | 2014年 | 〒327-0003 栃木県佐野市大橋町3234-1 |
かくだや | 2015年 | 〒328-0012栃木県栃木市平柳町2-11-26 |
赤堀 | 2021年 | 〒327-0501 栃木県佐野市葛生東1丁目13-3 |
かくだや 支店 | 2021年 | 〒321-0204 栃木県下都賀郡壬生町緑町3丁目1-11 |
まちや | 2024年 | 〒321-2412 栃木県日光市倉ケ崎212-16 |
麺龍 | —– | 〒370-0615 群馬県邑楽郡邑楽町篠塚1805-1 |